医療情報に関するご注意
本記事は各クリニックが公式サイトで公開している解約・返金に関する規定と、特定商取引法の一般的なルールを整理したものであり、施術の効果・安全性を保証するものではありません。医療脱毛は公的医療保険が適用されない自由診療で、リスク・副作用が各社公式サイトに記載されています。また、本記事は法律・契約に関する一般的な情報の整理であり、個別の契約に関する法的助言を行うものではありません。実際の解約条件は必ずご自身の契約書面と各クリニックでご確認ください。
【2026年7月確認】医療脱毛の解約・返金規定を比較|湘南・TCB・フレイア・レジーナの公式ルールと「期限切れ返金ゼロ」の注意点
医療脱毛のコース契約は数万円〜数十万円の前払い契約になることが多く、転居・妊娠・体調の変化などで「途中でやめたくなったらどうなるのか」は、契約前に確認しておきたいポイントです。ところが解約・返金の規定は、料金表ほど目立つ場所には書かれていません。本記事では、湘南美容クリニック・TCB東京中央美容外科・フレイアクリニック・レジーナクリニックの4院について、公式サイト上で確認できる解約・返金規定を整理しました。
※本記事の内容は2026年7月16日時点で各社公式サイトの表示を確認したものです。規定は変更される場合があるため、最新の条件は必ず公式サイト・契約書面でご確認ください。
前提: 医療脱毛の解約は法律で守られている
まず全クリニック共通の土台として、医療脱毛を含む美容医療のコース契約は、契約期間が1ヶ月を超え、支払総額が5万円を超える場合、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に該当します。この場合、次の消費者保護ルールが適用されます。
- クーリングオフ: 契約書面を受け取った日から8日以内であれば、書面等による通知で契約を解除できます。
- 中途解約権: クーリングオフ期間が過ぎた後も、契約期間中はいつでも中途解約できます。
- 解約手数料の法定上限: 中途解約時にクリニックが請求できる金額には上限があります(施術開始前は2万円、開始後は「5万円」または「未提供分の役務の対価の20%」のいずれか低い額)。
つまり「解約できるかどうか」は法律上どのクリニックでも共通で、比較すべきは「どういう手続きで」「どんな条件・費用で」解約できるかという各社の運用ルールの部分です。詳細は消費者庁の特定商取引法ガイド等をご参照ください。
4院の解約・返金規定の比較(公式サイトで確認できる範囲)
| クリニック | 解約手続きの入口 | 公式サイト上の主な記載(要約) |
|---|---|---|
| 湘南美容クリニック | Web上の中途解約専用フォーム | 契約内容と消化回数から返金額を算出し、メールで手続き方法を案内。振込手数料は原則利用者負担。SBCポイント・クレジットカード・医療ローン利用時は返金方法が異なる場合あり。クーリングオフはフォームではなく契約書・約款記載の方法で手続き |
| TCB東京中央美容外科 | 契約書面・カスタマーサポートで確認 | 解約・返金規定の詳細は、公式サイトの一般公開ページでは確認できませんでした(2026年7月16日時点)。契約・料金に関する相談窓口としてTCBカスタマーサポートが公式に案内されているため、契約書面とあわせて確認するのが確実です |
| フレイアクリニック | 通院中の院に連絡のうえ来院 | 役務提供期間内であれば未消化分を返金(解約手数料あり)。役務提供期限を過ぎると未消化分があっても解約・返金の対象外。複数部位コースの一部部位のみの解約は不可。返金は銀行振込のため口座情報が必要 |
| レジーナクリニック | 通院中の院に連絡 | 公式サイトのよくある質問で、途中解約が可能であることと未消化回数分の返金が案内されています。役務提供期間が過ぎた契約は中途解約不可、複数部位セットコースの部位別解約は不可との案内あり |
※表は公式サイトで一般公開されている情報の要約です。解約手数料の具体的な金額・計算方法は契約プランによって異なるため、各社とも契約書面での確認が必要です。
注目ポイント1: 「役務提供期間」を過ぎると返金はゼロになる
今回の比較で最も注意したいのがこの点です。フレイアクリニックは公式FAQで、役務提供期限を過ぎている場合は「未消化の施術があっても解約や返金の対象外」と明記しています。レジーナクリニックも同様に、役務提供期間経過後の中途解約は不可と案内しています。
つまり「回数が残っているから、いつか解約すれば返金される」という認識は危険で、返金を受けられるのは契約で定められた期間内に手続きした場合だけです。通院ペースが落ちてきたと感じたら、期限が切れる前に「通い切る」か「解約する」かを判断する必要があります。
一方、湘南美容クリニックは医療脱毛のコース消化に有効期限を設けていないことを公式サイトに明記しており、この「期限切れで返金対象外になる」構造自体が生じにくい設計です。有効期限の各社比較は、当サイトの医療脱毛の料金比較記事で詳しく整理しています。
なお、レジーナクリニックは公式FAQで、5回プランの有効期限は契約日から起算して365日としたうえで、有効期限の30日前までにクリニックへ申請すると60日間の延長が可能であることを案内しています(2026年7月16日時点)。期限が迫っている場合の選択肢として覚えておきたい制度です。
注目ポイント2: 「部位別の解約」はできない
フレイアクリニック・レジーナクリニックとも、複数部位セットコース(例: 全身脱毛コース)のうち一部の部位だけを解約することはできないと案内しています。「全身コースを契約したが、脚はもう十分なので脚の分だけ返金してほしい」という形は取れず、解約は契約単位で行う運用です。部位ごとに満足度が変わりそうな場合は、契約時のコース構成の選び方(セットにするか、部位別に分けるか)が実質的な判断ポイントになります。
注目ポイント3: 解約の「入口」が3タイプに分かれる
手続きの入口も各社で異なります。湘南美容クリニックはWeb上の中途解約専用フォームから開始でき、来院前提の案内にはなっていません。フレイアクリニック・レジーナクリニックは通院中の院への連絡が起点で、フレイアは返金手続きの際の来院を案内しています。TCB東京中央美容外科は公式サイト上に一般公開された解約手続きページを確認できなかったため、契約書面の確認とカスタマーサポートへの問い合わせが起点になります。
遠方への転居を機に解約するケースでは、来院が必要かどうかで手間が大きく変わります。契約前のカウンセリングで「解約時に来院は必要か」を確認しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
契約前にカウンセリングで確認したいことリスト
- 契約書面上の役務提供期間(有効期限)と、期限を過ぎた場合の扱い
- 中途解約時の解約手数料の金額・計算方法(法定上限の範囲内でどう設定されているか)
- 解約手続きの方法(Web/電話/来院の要否)と、返金までの流れ・期間
- 医療ローン・ポイント払いで契約した場合の返金の扱い
- 妊娠・体調変化などの際に有効期限の延長制度があるか
よくある質問
契約してすぐに気が変わった場合はどうなりますか?
契約書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリングオフ制度の対象になり得ます。例えばフレイアクリニックは公式FAQで、8日以内に書面またはメールで各院へ通知する手続き(郵送は消印日、メールは送信日基準)を案内しています。各社とも契約時に受け取る契約書・概要書面に手続き方法が記載されています。
解約手数料はいくらかかりますか?
各社とも具体的な金額は契約プランにより異なり、公式サイト上で一律の金額は確認できませんでした(2026年7月16日時点)。ただし特定商取引法により、施術開始後の中途解約で請求できる額は「5万円」または「未提供分の20%」のいずれか低い額が上限と定められています。正確な金額は契約書面でご確認ください。
回数が残っていれば必ず返金されますか?
されません。フレイアクリニック・レジーナクリニックは、役務提供期間を過ぎた契約は未消化分があっても解約・返金の対象外と案内しています。返金を受けるには期間内の手続きが必要です。
参考: 各社の公式ページ
- 湘南美容クリニック 保有コースの解約手続き(公式)
- TCB東京中央美容外科 カスタマーサポート(公式)
- フレイアクリニック よくある質問「契約途中の解約は可能ですか?」(公式)
- フレイアクリニック よくある質問「クーリングオフはできますか?」(公式)
- レジーナクリニック よくある質問「返金不可になる条件はありますか?」(公式)
本記事は整形タイムズ編集部が各社公式サイトの公開情報および特定商取引法の一般的なルールをもとに作成しました。掲載内容は確認日時点のものであり、個別の契約に関する法的助言や、施術の受診・解約の推奨を行うものではありません。