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医療情報についてのご注意

当サイトは医療機関ではありません。掲載内容は各院・公的な機関が公開している情報を整理したもので、効果・安全性・適応を保証するものではなく、医師の診断・治療の推奨に代わるものではありません。本記事は法令上の扱いと公的な機関の注意喚起、各院の説明を整理したものであり、特定の方法・製品・院の効果を比べるものではありません。医療脱毛は自由診療で、公的医療保険は使えません。条件は変更されるため、予約・契約の前に必ず各院の公式サイトと、カウンセリングでの説明をご確認ください。(本記事の確認日:2026年11月1日)

ヒゲ脱毛の医療とサロンの違い|家庭用・ワックス・メンズ脱毛クリーム・カミソリまで、厚労省の通知と8院の公式説明で整理【2026年11月】

ヒゲや体の毛をなくしたい男性が選べる方法は、医療脱毛(クリニック)・脱毛サロン(エステ)・家庭用脱毛器・ワックスや除毛クリーム・カミソリやシェーバーの5つに大きく分かれます。この記事は、ヒゲ脱毛は医療とサロンで何が違うのか、家庭用やワックスで済ませてよいのか、を厚生労働省の通知と、国民生活センター・消費者庁の注意喚起、医療脱毛の8院とメーカー2社の公式の記載で整理したものです。

いちばん大きな違いは、誰が、どこまでしてよいかという法律上の線引きです。厚生労働省は、光やレーザーで毛根の組織を壊す行為を、医師でない人が仕事として行えば医師法違反になると示しています。効果の大きさや痛みについては、公的な機関が方法ごとに比べた資料は見つけられませんでした。この記事では、法律で決まっていること・公的な機関が注意していること・各院や各社が自分で書いていること、を分けて書きます(確認日はすべて2026年11月1日)。

先に答え:ヒゲ脱毛は医療とサロンで何が違う?(2026年11月1日確認)

  • 医療とサロンの違い:レーザーなどで毛根の組織(毛乳頭など)を壊す行為は、医師でない人が仕事として行えば医師法第17条違反(厚生労働省の平成13年11月8日の通知)。サロン(エステ)でできるのは、国民生活センターの言葉では「一時的な除毛・減毛など、医行為に該当しない範囲の施術」
  • トラブルのとき:医療脱毛の8院のうち6院は、肌トラブルが起きたら院の医師が診察・処方すると書いています。サロンでは治療ができず、別に医療機関を受診する必要があると、4院が書いています(院の説明)
  • ヒゲ脱毛の家庭用:家庭用脱毛器の効果を公的な機関が調べた資料は見つけられませんでした。男性の顔に使えるかはメーカーで違い、ブラウンは男性は「鎖骨から下」、パナソニックの1機種は使える部位に「顔(ヒゲ)」を挙げています
  • ワックス・メンズ脱毛クリーム:除毛クリーム(除毛剤)は医薬部外品で、厚生労働省は2019年に「顔面」に使わないよう容器に書くことを求めました。消費者庁も「顔面には使用できない」と注意しています
  • 男の脱毛はカミソリでいい?:医療脱毛を受けている間の自己処理は、7院が剃る方法を案内し、湘南美容クリニックは毛を抜かないよう書いています。ただしカミソリは、メンズルシアとゴリラクリニックが使ってよいと書き、レジーナクリニック オムは使わないよう書いています
  • ヒゲ脱毛を医療で安く:料金は院とプランで大きく違うため、当サイトの料金比較の記事で、同じ物差しで並べています。医療脱毛は自由診療で、公的医療保険は使えません

出典は記事末尾の公式ページ。金額は税込。

ゴリラクリニック

この記事の作り方

  • 調べた対象:男性のヒゲ・体の脱毛の方法5つ(医療脱毛・脱毛サロン・家庭用脱毛器・ワックスや除毛クリーム・カミソリやシェーバー)
  • 参照した公的な資料:厚生労働省の通知2本(平成13年11月8日の脱毛行為の通知・令和7年8月15日の美容医療の通知)、厚生労働省の除毛剤の通知(令和元年12月19日)、PMDA(医薬品医療機器総合機構)が掲載する脱毛用レーザーの承認の通知(平成29年1月10日)、国民生活センターの発表6本(2017年・2019年・2020年・2021年・2023年・2026年)、消費者庁の注意喚起と特定商取引法ガイド
  • 参照した院:男性の医療脱毛を行うゴリラクリニック・メンズリゼ・湘南美容クリニック・TCB東京中央美容外科・フレイアクリニック メンズ・メンズルシア・エミシアクリニック・レジーナクリニック オムの8院の公式サイト。男性向けのサイトがある院は男性向けを読みました。湘南美容クリニックとTCB東京中央美容外科は、男女共通の脱毛のページを読みました(TCBの男性向けサイトはプログラムからの取得が断られたため)
  • 参照したメーカー:家庭用の光美容器を出しているブラウンとパナソニックの公式ページ(男性の顔に使えるかの例として。製品を勧めるものではありません)
  • 確認日:2026年11月1日
  • 計算の扱い:この記事で新しく計算した数字はありません
  • 確認できなかった項目:記載を見つけられませんでしたと書き、読んだページを出典に並べています
  • 載せないもの:効果の大きさや痛みの評価、口コミ・体験談、ビフォーアフター、院や製品のランキング
  • 「」の中は公式の記載のままです。院やメーカーの説明は、その院・その会社の主張として引用しています

表1|5つの方法を同じ物差しで並べる

2026年11月1日、厚生労働省・国民生活センター・消費者庁の資料にもとづく(効果の比較は載せていません)
方法 誰が行うか 公的な資料で確かめられたこと 公的な機関の注意(公表の年)
医療脱毛(クリニック) 医師、または医師の指示を受けた看護師など 毛根の組織を壊す脱毛は医行為。脱毛用レーザーには「長期的な減毛を目的とした装置」として承認されたものがある 医療機関の脱毛でも、やけどなどの相談がある(2017年)。男性が医療脱毛で高額な契約をした相談(2026年)
脱毛サロン(エステ) 医師・看護師ではないスタッフ 医行為に当たらない範囲の施術しかできない やけど・皮膚障害の相談(2017年)。男性のひげ脱毛を含む解約・精算の相談(2021年)
家庭用脱毛器(光美容器) 自分 効果や安全性を公的な機関が調べた資料は見つけられませんでした 家庭用脱毛器だけを扱った注意喚起は見つけられませんでした
ワックス・除毛クリーム 自分(サロンでワックスを使う場合もある) 除毛クリーム(除毛剤)は医薬部外品。ワックスは毛を抜く「脱毛剤」の側に入る 除毛剤で顔などに皮膚障害、男性のヒゲの事例が増加(2019年)。顔面に使わない(2022年)
カミソリ・シェーバー 自分 公的な資料で扱ったものは見つけられませんでした 見つけられませんでした

ヒゲ脱毛の医療とサロンの違い①:法律の線引き(厚生労働省の通知)

医療とサロンの違いの土台は、厚生労働省が平成13年(2001年)11月8日に出した通知(医政医発第105号)です。この通知は、次の行為を挙げています。

「用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為」

そのうえで、こうした行為は「医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。」と書いています。機器が医療用かどうかを問わないと書かれている点が大事です。サロンの機器であっても、毛根の組織を壊すような照射を医師でない人が仕事として行えば、違反になるという考え方です。

この扱いは最近の通知でも変わっていません。厚生労働省は令和7年(2025年)8月15日の「美容医療に関する取扱いについて」(医政発0815第21号)で、平成13年の通知の脱毛行為等を医行為として挙げ直し、医療機関の中でも違法になる例として「看護師等が、医師の指示なく、脱毛行為等、いわゆるアートメイク、HIFU施術等の医行為を行うこと。」を挙げています。医療脱毛は、看護師が照射する場合でも、医師の指示のもとで行うものだということです。

国民生活センターは2017年5月11日の発表で、この線引きを次のように説明しています。

「一方、エステでは、光を照射すること等による一時的な除毛・減毛など、医行為に該当しない範囲の施術しか行うことができません。」

医療機関の側について同じ発表は、「皮膚内部の組織を破壊する行為ですので、やけど等の皮膚トラブルが起きるおそれもありますが、トラブルが起きた際も直ちに医師の診察を受けることができます。」と書いています。医療脱毛にもやけどなどのおそれがあることを、公的な機関もはっきり書いています。

医療用の脱毛レーザーには、国の承認を受けたものがあります。PMDAが掲載している厚生労働省の平成29年(2017年)1月10日の通知は、アレキサンドライトレーザーの1機種について、使用目的を「本品は、レーザの選択的熱作用により、長期的な減毛を目的とした装置である。」とし、「合併症(熱傷、色素沈着過度等)のリスクがあることが明らかになっている」ため、医師が技能と知識を得たうえで使うことを承認の条件にしています。

なお、通知が対象にしているのは「業として」行う場合、つまり他人に仕事として施術する場合です。自分で自分に使う家庭用脱毛器の扱いは、平成13年の通知にも令和7年の通知にも書かれていません。

ヒゲ脱毛の医療とサロンの違い②:公的な機関が注意していること

サロン(エステ)の脱毛

  • 体のトラブル:国民生活センターの2017年の発表では、2012年度以降の約5年間(2017年2月末までの登録分)に脱毛施術の危害の相談が964件あり、エステで受けた脱毛が680件、医療機関で受けた脱毛が284件でした。古い資料で、件数はいまの状況と違う可能性があります。同じ発表のアンケートでは「脱毛を受けてやけど等の症状が生じた人のうち7割以上は、事前にリスクに関する説明を受けていませんでした。」とされています
  • 男性のひげ脱毛の解約トラブル:国民生活センターは2021年12月23日、脱毛エステの解約・精算のトラブルについて発表し、「近年は男性がひげ脱毛等に通いトラブルとなるケースも増加しています。」と書いています。「通い放題」などのコースは、お金を払った回数と無料の回数に分かれていることが多く、途中でやめたときの返金に影響するとして、「必ず契約書面で有償の期間・回数と単価を確認しよう」と呼びかけています
  • セルフ脱毛(セルフエステ):店舗の機器を自分で操作する「セルフエステ」について、国民生活センターは2020年2月13日に注意を出し、「危害が発生した場合はすみやかに医療機関を受診しましょう」と書いています。紹介されている相談の例はHIFU(ハイフ)や痩身の機器で、脱毛の機器に限った資料ではありません

医療脱毛(クリニック)

  • 男性の医療脱毛の契約トラブル:国民生活センターは2026年1月20日、「男性の美容医療トラブルも増加!」を公表しました。インターネットで見た「全身脱毛が5回で15万円」の広告から来院し、15回で約100万円(学割で約90万円)の契約を勧められた20歳代男性の相談が載っています。アドバイスは「美容医療の施術は、多くの場合、緊急性がありません。」として、即日の契約・施術をしないこと、リスクや副作用は医師から説明を受けることを求めています
  • 美容医療全体の相談:2023年8月30日の発表では、美容医療サービスの相談が2022年度に3,709件で、「医療脱毛、脂肪吸引、二重まぶた手術、包茎治療、審美歯科、植毛等が主な施術」とされています

どちらにも当てはまる契約のルール

消費者庁の特定商取引法ガイドでは、エステティックと美容医療はどちらも、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約が「特定継続的役務」の対象です。対象になる契約は、法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内ならクーリング・オフができ、それを過ぎても中途解約ができます。国民生活センターの2026年の発表も、「一部の美容医療サービスは、期間が1カ月を超え、金額が5万円を超える場合、特定商取引法が適用され、契約書面を受け取った日を含む8日間はクーリング・オフができます。」と書いています。

表2|医療脱毛の8院は、サロンとの違いをどう説明しているか

ここからは、医療脱毛を行う院が自分のサイトで書いている説明です。院の主張であり、公的な機関が確かめたものではありません。

2026年11月1日、各院の公式サイトの記載にもとづく(院の説明の引用)
クリニック サロン(エステ)との違いの説明 肌トラブルが起きたとき
ゴリラクリニック 「法律上、毛根を破壊する脱毛を行えるのは医師のいるクリニックだけと定められています。」(ヒゲ脱毛のページ) 「メンズエステは医療機関ではありませんので、万が一、後遺症になる副作用が発生した場合に、治療をすることが出来ません。」(リスクに関するQ&A)
メンズリゼ 「発毛に関わる細胞を破壊する行為は医療行為とされており、医療機関でしか行うことができません。」(脱毛ガイド) 「万が一トラブルが起きた場合でも、その場で医師の診察や薬の処方を受けることができます。」サロンでは「そのため肌トラブルが発生した場合は、別途医療機関を受診する必要があります。」(同じページ)
湘南美容クリニック 発毛組織の破壊は医療行為にあたるため、医療脱毛は医療機関でしか受けられない、と説明(医療脱毛のページ・男女共通) 「医療脱毛では、施術後に万が一火傷や腫れの肌トラブルが発生しても、医師が常駐しているため迅速に対応ができます。」「エステサロンの場合は、ご自身で医療機関に受診しないといけない場合がほとんどです。」
TCB東京中央美容外科 「エステ脱毛でも回数を重ねていけばちゃんと毛は薄くなっていきます。」と書いたうえで、回数や麻酔の違いを説明(脱毛のコラム・男女共通) 「照射後に炎症止めの軟膏を処方して塗れることは医療脱毛の強みですね。」(同じコラム)
フレイアクリニック メンズ 「医療脱毛は医師の管理のもとで行う医療行為です。」(ヒゲ脱毛のページ) 「フレイアメンズでは医師による診察やカウンセリング、万が一の肌トラブル発生時の診察や治療薬の処方など、追加費用なしで対応いたします。」(よくある質問「契約後にオプション料金がかかることはありますか?」への答え)
メンズルシア 「そのため、エステで行われる脱毛施術は、一時的に毛を減らす“減毛”にとどまります。」(トップページ) 「無料で医師が診察を行い、お薬を処方いたします。」(トップページのよくある質問「肌トラブルが起きたときはどうすればいいですか?」への答え)
エミシアクリニック サロンとの違いの説明は、読んだページ(メンズ全身医療脱毛・施術の流れ)では記載を見つけられませんでした 「お肌のトラブルが発生した際には、速やかに医師が処置・処方を行います。」(施術の流れ)
レジーナクリニック オム 「医療行為に当たる発毛組織の破壊は認められていないため、エステサロンや脱毛サロンで行う脱毛は光を毛に照射し、毛の成長を遅らせる抑毛を目的としたものです。」(よくある質問「医療脱毛と美容脱毛は何が違うのでしょうか?」への答え) 「脱毛が原因で肌トラブルが起きた際は、サロンで治療を受けられないため、皮膚科などの医療機関の受診が必要です。」(同じ答え)

医療脱毛は自由診療です。エミシアクリニックは料金表の下に「※医療脱毛は自由診療のため、公的医療保険が適用されません。」と書いています。主なリスクとして、各院はやけど・赤み・毛嚢炎・色素沈着などを挙げており、先に挙げた国の承認の通知も「熱傷、色素沈着過度等」の合併症に触れています。

ヒゲ脱毛は家庭用で効果がある?(メンズ脱毛 家庭用)

家庭用脱毛器でヒゲにどのくらい効果があるかを、公的な機関が調べた資料は見つけられませんでした。国民生活センター・消費者庁・厚生労働省のサイトで、家庭用脱毛器だけを扱った注意喚起も見つけられませんでした。効果について書いているのは、メーカー自身と医療脱毛の院です。

  • メーカーの呼び方:ブラウンもパナソニックも、家庭用の機器を「光美容器」と呼んでいます。2社の読んだページに「医療機器」という表記は見つけられませんでした
  • 男性の顔(ヒゲ)に使えるかはメーカーで違う:ブラウンのよくある質問は、「男性も使用可能でしょうか?」への答えで「男性も使用いただけます。ただし、鎖骨から下の使用をお願いいたします。」としています。パナソニックの光美容器の1機種(ES-WP87)の仕様のページは、使用できる部位に「顔(ヒゲ)」を挙げ、「顔にはフェイス用アタッチメントを使用し、目の周り、眉周り、耳、唇、首、頭には使用しない」と注意しています
  • 医療脱毛の院の説明:ゴリラクリニックはよくある質問で、家庭用脱毛器は「一時的な減毛効果しか体感できない場合が多いです。」と書いています。院の主張です

家庭用脱毛器を使うときは、機種ごとの取扱説明書で、使える部位・使えない肌の状態を確かめることになります。パナソニックの仕様のページは、日焼けした肌、ほくろなどの濃い色の部分、湿疹や傷のある部分には使わないよう書いています。

ヒゲ脱毛のワックス・メンズ脱毛クリーム(除毛クリーム)

国民生活センターは、毛を薬で溶かす「除毛剤」と、毛を物理的に抜く「脱毛剤」を分けています。2019年12月19日の発表では、「化学的作用によって除去する方法と物理的に毛髪を抜いて除去する方法とがあり、通例、前者は除毛剤、後者は脱毛剤とよばれています。」と説明しています。除毛クリームは除毛剤、ワックスや脱毛テープは脱毛剤の側です。

メンズ脱毛クリーム(除毛剤)

  • 男性のヒゲの事例が増えた:同じ発表は、2014年度以降に除毛剤などの危害の相談が738件(2019年10月31日までの登録分)あり、「特に、男性がヒゲを除去するために使用し、顔などに皮膚障害を負った等の事例が増加傾向にあります」と書いています。調べた除毛剤10銘柄に、顔に使えると書かれたものはありませんでした
  • 国の指示:厚生労働省は同じ2019年12月19日、除毛剤のメーカーに、容器などへ使用上の注意を書くよう求めました。その中に「顔面、損傷等、腫物、湿疹、ただれ、その他炎症を起こしている部位には使用しないでください。」があります
  • 若い男性の相談:消費者庁は2022年5月31日、「15-19歳男性の除毛剤等に関する相談が、若者の商品・サービス別相談件数のランキングで、令和元年、2年ともにトップになっています。」として、「除毛剤は医薬部外品です。顔面には使用できないなど用法・用量や使用上の注意をよく確認し、正しく使用しましょう」と注意しています。定期購入の契約内容を確かめることも呼びかけています

ヒゲ脱毛のワックス

  • 厚生労働省の2019年12月19日の通知に添えられた国民生活センターの発表資料(PDF)は、除毛剤などの危害の相談のうち「脱毛テープや脱毛ワックスなどの脱毛剤に関するものは少なく」、除毛クリームが大半だったと書いています
  • ワックスをヒゲに使うことの安全性を扱った公的な資料は見つけられませんでした
  • 医療脱毛を受けている間は、ワックスを使わないよう案内している院があります(TCB東京中央美容外科・メンズルシア。次の表3)

男の脱毛はカミソリでいい?セルフの自己処理と、医療脱毛の間の注意

カミソリやシェーバーで剃ることについて、公的な機関の注意喚起は見つけられませんでした。一方、医療脱毛の院は、施術を受けている間の自己処理の方法を案内しています。レーザーが毛の黒い色(メラニン)に反応するため、毛を抜く方法は避けるよう書く院が多くあります。

表3|医療脱毛を受けている間の自己処理(2026年11月1日、各院の公式サイトの記載にもとづく)
クリニック 毛抜き・ワックス 除毛クリーム 剃る道具
ゴリラクリニック 毛抜きは控える。「毛抜き後は少なくとも1か月程度期間をあけてから照射を行う必要がございます。」ワックスは記載を見つけられませんでした 記載を見つけられませんでした 「必ずシェーバーやカミソリによる剃毛を行ってください。」
メンズリゼ 「剃毛以外の自己処理はお控えください」(毛抜きを例に説明) 個別の記載は見つけられませんでした(剃毛以外は控えるという案内) 道具の指定は見つけられませんでした
湘南美容クリニック 「脱毛前の2週間は、毛を抜いての自己処理はお控えください。」 記載を見つけられませんでした 道具の指定は見つけられませんでした(当日の来院前に自宅で自己処理)
TCB東京中央美容外科 「治療期間中の自己処理は毛抜きやワックスなどを使わず、シェーバーなどで剃ってください。」 記載を見つけられませんでした 「剃毛は、剃刀より肌を傷つけにくい電気シェーバーのご利用をおすすめします。」
フレイアクリニック メンズ 「脱毛前の毛の自己処理に、毛抜きや除毛フォーム・除毛クリーム(脱毛クリーム)、脱色クリーム等を使用しないでください。」 使わない(左と同じ答え) 「自己処理は、肌への刺激が少ない電動シェーバーを使用したシェービングをお願いしています。」
メンズルシア 「また毛抜き・ワックスの使用は肌にダメージを与える他、メラニン色素がなくなり、脱毛効果が得られない可能性があります。」 記載を見つけられませんでした 「カミソリ・電気シェーバーで剃毛をしてご来院ください。」
エミシアクリニック 記載を見つけられませんでした 記載を見つけられませんでした 「予定日の前日までに、ご自身で施術部位のシェービングを行なっていただきます。」(道具の指定は見つけられませんでした)
レジーナクリニック オム 毛抜きは使わない(右の答えと同じ)。ワックスは記載を見つけられませんでした 「なお、毛抜きや除毛クリーム、カミソリは使用しないでください。」 「電動シェーバーを使って剃毛してください。」

フレイアクリニック メンズの答えはよくある質問「毛抜きや除毛クリームによる脱毛はやらないほうが良いですか?」、レジーナクリニック オムの答えはよくある質問「自己処理はどのようにすればいいですか?」、ゴリラクリニックの毛抜きの説明はよくある質問「施術前や脱毛中に気を付けることはありますか?」への答えです。

ヒゲ脱毛を医療で安く受けたいときは(料金は関連記事で)

この記事では料金を新しく比べていません。医療脱毛の料金は、院・部位・回数・麻酔の有無で大きく変わります。同じ物差しで並べた当サイトの記事は次のとおりです。

安い広告を見て来院したときの注意は、先に挙げた国民生活センターの2026年の発表のとおり、その日に契約しないことです。

公式サイトの中で書き方が違うところ

  • 「法律」の書き方:メンズリゼの脱毛ガイド「脱毛サロンについて」は、サロンの脱毛が一時的な除毛・減毛であることについて「2001年に厚生労働省が定めた法律であり」と書いています。2001年の文書は厚生労働省医政局医事課長の通知で、違反の根拠になる法律は医師法第17条です
  • サロンの脱毛の言い表し方:ゴリラクリニックは、エステの光脱毛を法律上「再生することを前提とした減毛・除毛」とされている、と書いています。平成13年の通知の本文には、この言い回しは見つけられませんでした。国民生活センターは「一時的な除毛・減毛など、医行為に該当しない範囲の施術」と書いています
  • サロンの脱毛の効果:多くの院が「一時的」「抑毛」と書く一方、TCB東京中央美容外科のコラムは「エステ脱毛でも回数を重ねていけばちゃんと毛は薄くなっていきます。」と書き、副作用についても「それでいて副作用は医療脱毛もエステ脱毛も同じです。」としています
  • カミソリ:ゴリラクリニックとメンズルシアはカミソリでの剃毛を案内し、TCB東京中央美容外科は電気シェーバーをすすめ、レジーナクリニック オムはカミソリを使わないよう書いています
  • 家庭用脱毛器と男性の顔:ブラウンは男性は鎖骨から下、パナソニックの1機種は「顔(ヒゲ)」を使える部位に挙げています

公式サイトで確認できなかったこと

  • 家庭用脱毛器・ワックス・カミソリについて、公的な機関が効果や安全性を調べた資料(国民生活センター・消費者庁・厚生労働省のサイトで探しました)
  • 医療脱毛・サロン・家庭用脱毛器の効果を、公的な機関が同じ条件で比べた資料
  • エミシアクリニックの、サロンとの違いの説明と、毛抜き・ワックス・除毛クリームについての案内(メンズ全身医療脱毛・施術の流れのページ)
  • ブラウンとパナソニックの読んだページでの、医療機器かどうかの表記
  • 国民生活センターの脱毛の危害の件数の、2017年より新しい集計(2017年5月11日の発表が最新でした)

カウンセリングで確認しておきたいこと

  • 照射するのは医師か、医師の指示を受けた看護師か。カウンセリングで治療方法を決めるのは医師か(令和7年の厚生労働省の通知は、カウンセラーなど資格の無い人が治療方法を提案・決定することを違法な例に挙げています)
  • 肌トラブルが起きたときの診察・薬の処方に、追加の料金がかかるか
  • 施術を受けている間の自己処理は、何で剃ればよいか(カミソリでよいか、電気シェーバーか)。毛抜き・ワックス・除毛クリームを使ってしまった場合はどうなるか
  • 主なリスク(やけど・毛嚢炎・色素沈着など)と、その説明を医師から受けられるか
  • 契約の総額・回数・有効期限、クーリング・オフと中途解約の方法(契約書面で確かめる)
  • 家庭用脱毛器やサロンを使っていた場合、医療脱毛を始めるまでに空ける期間

ゴリラクリニック

エミシアクリニック

リンク先はエミシアクリニックの男性の医療脱毛の案内です。

よくある質問

ヒゲ脱毛は医療とサロンで何が違う?

法律上の線引きが違います。厚生労働省の平成13年11月8日の通知は、レーザーなどで毛根の組織を壊す行為を、医師でない人が仕事として行えば医師法第17条違反としています。サロン(エステ)でできるのは、国民生活センターの言葉では「一時的な除毛・減毛など、医行為に該当しない範囲の施術」です。効果の大きさを公的な機関が比べた資料は見つけられませんでした。

メンズ脱毛はサロンとクリニックで、肌トラブルのときの対応が違う?

医療脱毛の8院のうち6院は、トラブルが起きたら院の医師が診察・処方すると書いています。サロンでは治療ができないため、別に医療機関を受診する必要があると書く院もあります(院の説明)。国民生活センターも2017年の発表で、医療機関では「トラブルが起きた際も直ちに医師の診察を受けることができます。」と書いています。

ヒゲ脱毛は家庭用で効果がある?

家庭用脱毛器の効果を公的な機関が調べた資料は見つけられませんでした。男性の顔に使えるかはメーカーで違い、ブラウンは「鎖骨から下」、パナソニックの1機種は使える部位に「顔(ヒゲ)」を挙げています。使う前に、機種ごとの取扱説明書で使える部位を確かめてください。

メンズ脱毛クリームやワックスをヒゲに使ってもいい?

除毛クリーム(除毛剤)は医薬部外品で、消費者庁は「除毛剤は医薬部外品です。顔面には使用できないなど用法・用量や使用上の注意をよく確認し、正しく使用しましょう」と注意しています。ワックスをヒゲに使う安全性を扱った公的な資料は見つけられませんでした。医療脱毛を受けている間は、ワックスや除毛クリームを使わないよう案内している院があります。

男の脱毛はカミソリでいい?

カミソリについての公的な注意喚起は見つけられませんでした。医療脱毛を受けている間の自己処理は、7院が剃る方法を案内していますが、ゴリラクリニックとメンズルシアはカミソリを使ってよいと書き、レジーナクリニック オムは「なお、毛抜きや除毛クリーム、カミソリは使用しないでください。」と書いています。通う院の案内に合わせてください。

ヒゲ脱毛を医療で安く受けるには?

料金は院・範囲・回数で大きく違うので、当サイトのヒゲ脱毛の料金比較の記事で、同じ物差しで並べています。医療脱毛は自由診療で、公的医療保険は使えません。国民生活センターは2026年1月20日、安い広告を見て来院した男性が高額な契約をした相談を紹介し、即日の契約をしないよう呼びかけています。

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出典